マーダーミステリー「ジョン・ドゥ氏の受難」GM感想
『ジョン・ドゥ氏の受難』
作者:解体電書房様
PL5/GM要
プレイ時間:3時間
ユドナリウム使用
エンディングロールプレイ少しあり
有料
☆前半ネタバレなし、後半ネタバレあり感想☆
〜あらすじ〜
時は現代、アメリカ合衆国オハイオ州。エリー湖を望む平地に、町から離れてぽつんと佇む屋敷がある。この屋敷の主、ジョン・ドゥ氏が今回の被害者である。 あなた方は最近引っ越してきたジョン・ドゥ氏に、仕事の関係で屋敷に呼ばれた。あなた方は身一つで探索、推理をしており、荷物は屋敷の中に置いたままである。早急に殺人者を見つけ出して取り押さえなければ、次は自分たちの命が脅かされてしまうだろう。
(booth商品ページより)
GMよりPL参加が好きな自分ですが、このシナリオに関しては珍しくずーっと回したいと思っていました。
念願かなって回しました!面白かったです〜
初心者でも経験者でも楽しめるシナリオだと思います。本編はロールプレイより推理重視です。エンディングのロールプレイも軽いので初めてのPLでもGMが導ければ大丈夫です。
ぜひプレイしてみてください♪
☆☆ここからネタバレあり☆☆
犯人の車屋さんがちゃんと吊られました。車屋さんは結構上手に議論をコントロールしていたので逃げ切れたかと思いましたが、蓋を開けば車屋本人以外は全員車屋投票でした。
GM密談の際、興味本位でなぜ車屋さんに投票するんですか?と他プレイヤーに聞きました。車屋さんは議論中「自分は車に細工をして殺そうとした」と言っていたがそれは弱いと感じたのと、その情報が車屋本人からしか出てこなかったからだそうです。ふむふむ。自分が犯人やるときに参考にします。
みんな自分がどういう風に殺そうとしたのか話す流れになったので点数の減点は多かったです。
最高得点は肉屋。自分で電気柵を引いて隠し通していました。ついでに腐った匂いのするボストンバッグも引いてカニバリスムも隠し通してました。初マダミスのPLでしたが見事最高得点です。
初心者でもこうやって高得点取れるのがマダミスのいいところだと思います✨
ハンドアウト読みの時点から全員殺し屋であることを気づいている人がいたので早々に話が進んでしまい、GMからすると前半の時点で時間がもつか不安でした…密談フェイズは数分程度時間が余ってしまったような印象だったので、前半議論は50分でいいかもしれません。慣れたPLが多いともっと時間余りそうです。
このシナリオ好きなんですよね〜✨
・フルオープンにならない(『フルオにしないから怪しい』というメタ推理ができない)
・ロールプレイより推理重視である
・密談・探索方式が変わっていて楽しい。家の中を探索している感じが出ている♪
・エモくなくて気軽にできる(エモいのもいいけどたまにはこういうのもいいよね)
1つ目のフルオにならない、という点は作者さんが常々おっしゃっていることです。「なんでそのカード表にできないの??」っていう攻め方がどうも好きになれないのです…。その点ジョン・ドゥの作者さんとは一致するので、この作者さんの他の作品もプレイしたいところです!