マダミス日和

〜マーダーミステリーのプレイ感想など〜

マーダーミステリー「あの日のあなたと祝杯を」プレイ感想

『あの日のあなたと祝杯を』

作者:上星様

PL8人/GM要(GMレスでも可だが、GM有り推奨)

プレイ時間:5時間

ユドナリウム使用

エンディングロールプレイなし

有料

 

☆前半ネタバレなし、後半ネタバレあり感想☆

 

〜あらすじ〜

 ある日、富豪が記憶喪失の幼女を保護した。富豪は幼女の親を捜すために新聞広告を打ったのだが、すると彼女の親を名乗る者が5人も現れてしまった。

 立候補者のうちの一人、天才博士の研究所に全員を集めた富豪。しかし、親捜しを始める前に博士の遺体が発見された!

 現場は自由に出入りができないテニスコート。自殺としか考えられない状況だった。

 博士はなぜ自殺したのか? 本当に自殺なのか?

 そして、幼女の真の家族ははたして誰なのか?

(booth商品ページより)

booth.pm

有名シナリオ『この慟哭は届かない』の作者さんのマダミス第二弾です。

高難易度シナリオと銘打っているだけあって、非常に難しかったです…!

(私にはちょっと難しすぎたかもしれない…)

小さな手がかりと手がかりを繋げないと真相にたどり着けないので非常にやりごたえがあると思います。伏線回収も美しいです✨

推理に自信がある方にぜひぜひやってみてほしいです〜

 

なお『この慟哭は届かない』未プレイでも問題なく遊べます。

 

☆☆ここからネタバレあり☆☆

 

妻役でプレイしました!

犯人の地質学者には見事に逃げられてしまいました。犯人として拘束できなかったどころか、幼女の親として選ばれてしまったため世界が滅亡してしまいました…

私含め、みんなから一番信頼されていたんです。本当に上手な犯人さんでした。

ちなみに爆弾は無事助手さんに解除してもらいました。

 

なぜそんなことになったかというと、地質学者の嘘がうまかったことに加えて、まともに犯人を探している人が少なすぎたからです。笑

妻役の私は犯人探しは二の次でしたし、夫・小説家・助手・幼女もさほど真剣には探しておらず。警察官さんは、あとから聞いたら真面目に犯人探しする気はあったけど少女誘拐犯探しに時間を割いてしまったと言ってました。富豪も犯人探しよりタイムマシンの謎に興味がありそうな動きをしていました。

改めて振り返るとほぼ全員本気で犯人探していないですね。

それぞれの「目標」には「犯人を拘束する」があったのですけれど。

でもこれがマダミスの面白いところですよね!キャラクターに寄り添って考えると、必ずしも犯人探しに重きを置かなくなるっていうところ。

 

情報共有が難しいシステムになっているのも犯人側に有利に働いています。

自分目線では追加情報ひとつも見られていませんでしたから。

持ち物EXの存在のせいで密談が多発しますし。上手く作られているシナリオですね。

 

妻はクレイジーでしたね〜。心情に寄り添うの難しかったです😂

頑張って寄り添った結果「犯人とかどうでも良い、タイムマシンさえ手に入れればそれで良いよね?」という結論になりました。だって夫と一生一緒にいられればそれでいいんだもの。

ただ一つ言わせてほしいのが、妻と夫っていじられ役になるのが決まってませんか!?

夫が拘束されるのほぼ不可避と思われるので、夫が拘束されちゃうとまあまず幼女に選んでもらえないわけじゃないですか。

それに加えて私の場合はアクションフェイズで幼女の指輪を奪いに行ってしまったので悪印象与え過ぎで笑うしかありませんでした😂

幼女の「おねだり」最強すぎませんか…

あのスキルがある以上、指輪を手に入れるには幼女に親として選んでもらうしかないですよね。そんなこと知りませんもの…

 

というわけで、アクションフェイズが終わってからはガヤを入れるだけの人になっていました。

 

警察官が親に立候補しない時点で正解にはたどり着けないんですね。

今回は立候補しなかったのでその時点でトゥルーエンドは無理でした。

いやー厳しい!これは高難易度ですね。

 

妻も相当やばいやつと思ってましたけど感想戦でわかりました。みんなおかしい😂

サイコパスだらけじゃないですか!!

濃いキャラクターばかりで、どれをやっても楽しいだろうなと✨

犯人であり調停者でもある地質学者さんは負担が大きいですが、私の卓は完璧にやりきっていました。私は犯人役でそこまで上手に逃げ切ったことがないので尊敬します😊